時価っていくら?



『寿司って言うのは時価だから値段が分からなくて怖い。』

『同じ品物、同じ数を注文しても注文した人によって値段が違う事があるって聞いた事があるけどホント?』

【寿司】と聞いて誰もがこんな事を考えたり、疑問に思ったことがあることと思います。

確かに回転寿司ならいざ知らず、その日によって仕入れ値が異なる高級寿司店では昨日と同じ魚なのに今日は高くなっていると言う事は常識。
最初は無難にメニューから〔並寿司〕を注文して食べたものの、まだお腹が満腹にならず、追加注文したい時に、値段の欄に【時価】と書いてあるだけで
急に財布の中身が気になり、不安で美味しさもよく分からずに会計までドキドキしながら食べている人いませんか?
そんな事ではいつまでたっても寿司の本当の美味しさを知る事は出来ません。

 そこで食事をする時に大将に一言『○千円でお寿司を作ってください。』又は『アルコール込みで○千円でお願いします。』と予算をおっしゃってくださ
い。

もし、彼女とのデートや接待で寿司店に来ている為に『○千円でやってほしい。』
又は『並寿司2人前』など、その場で言えない時は寿司店に来る前に
『予約を入れとくよ…』などと言って電話で席の予約をしながらそのついでに予算の事をお店の方に伝えておくと言うのがBest!

そうすればだいたいその予算で(色々と後から追加して食べなければ)お腹いっぱいの寿司を食べる事が出来ます。
これで安心して寿司を楽しむ事が出きると言うもの。
さあ、お腹いっぱい、心いっぱい膨らましてください。


 大将も馴染みの客ならまだしも初めてのお客様に『適当に握ってくれ!』と言われるのが一番困る(通常は並などの一番安いものを作るそうです。)と
の事。
その人の予算がいくら位なのか、好き嫌いはあるのかなど、やはりある程度の情報を伝えるのはマナーと言うもの。


 最初に書いた同じ物を注文しても値段が違ったと言う疑問も、同じ一匹の魚でも腹側の脂の乗った部分もあれば比較的脂の無いさっぱりとした部分も
あるわけで、もちろん値段も変わってきます。
そのお客様によって差別するという訳ではありませんが、馴染みのお客様には油の乗った一番いい所を出したり、低予算でお腹いっぱい食べたいと言
われるお客様には魚の切り付けを薄く切ってその分たくさんの寿司を出したりとお客様それぞれのニーズにあった寿司を出そうとするためにこういう事
が起こるのです。
もちろん,同一魚で同じ部位,同じ厚さならどんなお客様でも値段は同じです。



 最後に一言。

どんな食べ物でも腹八分が一番美味しさを感じる事が出来ます。
くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。





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